CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)

CVP

2020年よりCVPを導入いたしました。CVPとは尿道から膀胱鏡と光ファイバーを挿入し前立腺の組織に光ファイバーを直接接触させ、レーザーを照射します。組織を気化・蒸散させ肥大化した前立腺組織を急速に消失させる最新の前立腺肥大症手術です。

ヘモグロビンに吸収させる波長をもつレーザーにより、出血リスクを伴う症例においても適用可能になりました。欧米では前立腺肥大症のレーザー手術はほぼ蒸散術です。従来のTURP、HoLEPと比較し細い内視鏡(22.5Fr)を使用するため尿道狭窄や術後疼痛が少ないことが利点として挙げられます。

前立腺肥大症治療の新しい選択肢「CVP」

CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)

蒸散能が高く手技時間の短縮が可能

止血性が高く出血リスクの高い症例にも適用

十分な治療効果により早期改善が期待

術後の前立腺除去率が高く中長期の成績が期待

治療法の進化の流れ

CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)

CVPの特徴と利点

レーザー照射力

卓越した止血性

簡便な操作性

患者さんのメリット

安全性

術後合併症が少ない

有効性

満足な治療効果

経済性

入院期間が短い

  1. 術後の尿道狭窄や疼痛が少ない
  2. 短い入院で手術が可能
  3. 出血が少なく手術時間も短い
  4. 抗血栓薬の休薬がいらない
  5. 術後の尿失禁が少ない
  6. 男性機能に影響しにくい

など利点の多い術式です。前立腺肥大症でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

CVPによる治療のイメージ

CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)