加齢とともに男性ホルモン(テストステロン)が低下することで、疲れやすさ・気分低下・だるさ・性機能低下・筋力低下 などが生じる状態です。

症状
- 疲れが取れにくい
- やる気が出ない・気分の落ち込み
- 眠りが浅くなった
- 対人ストレス・不安感が増えた
- 性欲の低下・勃起力の低下
- 体力や筋力の低下
- ほてり・発汗
検査
まずは問診票(AMSスコアなど)で総合的に評価します。血液検査で 血中テストステロン値 を測定します。
同時にその他のホルモンや甲状腺・肝腎機能などもチェックし、「ほかの疾患による不調ではないか」も慎重に確認します。
検査内容の一例
- 総テストステロン/遊離テストステロン
- LH / FSH(視床下部-下垂体系の評価)
- PSA(前立腺がんの有無の確認・安全評価)
- 一般血液検査
治療(生活改善+ホルモン補充)
テストステロン値が基準より低く、症状が一致する場合、男性ホルモン補充療法(TRT) を行います。
治療内容の例
- 男性ホルモン補充(エナント酸テストステロン注射など)
- 漢方薬の併用
- 睡眠・ストレス・運動習慣の改善
- 必要に応じED治療薬併用
治療効果は数週間~数か月で徐々に改善がみられます。
副作用の有無(前立腺肥大症・PSA値の変動など)も定期的にフォローしながら安全に進めます。



