給食について
当クリニックでは手作りを基本とし、旬の味覚と健康を意識したバランスのとれた食事をご堪能いただけます。
また、病状に合わせてお食事の提供をしています。
食事をしっかり召し上がっていただけることが早い回復と治療のサポートにはかかせません。
治療中に食欲不振などで食事が食べられないことがございましたらお早目に管理栄養士の訪室の際に、または看護師にお伝えくださいませ。
行事食
季節を感じる、お食事を
毎月一度、行事食または松花堂弁当をご提供させていただいています。
「おもてなし」の心が伝わるように丁寧に盛り付け、四季折々の歳時の料理や郷土料理を楽しんでいただけるよう工夫をこらしており患者様からも大変好評です。
献立:ジャックランタンのパン、ミートローフ、ナポリタン、サラダ、ミネストローネ

今年のハロウィンは新型ⅭОVIⅮ-19の影響で、世界中どこもひそやかなモノに。
たまには静かなハロウィンもオツですが、馴染んでしまった行事がなくなるのもさびしいモノ。
せめて食べることだけは楽しもうと、ハロウィンの行事食は華やかにいたしました。
ジャックランタンのパンは手作りで。
ワンプレートのお皿はハロウィン仕様に。
あまりにもハロウィンを意識しすぎてしまい、トマト味だらけになってしまったのはご愛敬でしょうか。
激動の2020年もあと少しでおわり。
どうぞみなさま健やかにお過ごしください。
献立:そぼろごはん、かき揚げ、冬瓜とがんもの含め煮、オクラの和え物、貝汁、季節の水菓子

ついこの間まで、夏の暑さにぐったりしておりましたが、朝晩の涼しさにホッといたします。
9月の行事食は少し早い十五夜の行事食に。
キャラ弁には手を出さないと豪語しておりましたが、この程度なら可愛いもので作る方も笑顔になります。
流行りのインスタ映えには程遠いのですが、十五夜を表現してみました。
今回の食材はまだまだ現役のオクラや冬瓜などの夏野菜と、秋の旬の食材あさり、巨峰を使用。
給食は通年を通して、同じような献立になりがちです。
ご入院されている方の気持ちが、少しでも明るくなれるような食事作りに励ませていただいています。
献立:飾り寿司、鶏のから揚げ、とうがんの煮物、もずく酢、ごぼうのきんぴら、季節の水菓子

「酷暑」といわれる暑い暑い8月も終盤。記録づくめの猛暑日にひと区切りをつけられればと、
夏の名残りご膳を作りました。
夏野菜をたっぷりと…と言いたいところですが、
あまりの暑さに夏野菜も悲鳴をあげたくなるほど高騰。
なんのひねりもない定番献立の行事食となりました。
酷暑のため食欲も落ちている方が多いので、ボリュームは少し抑え目に。
今回は、飾り寿司の一種、モザイク寿司にして華やかな印象に仕上げました。
鹿児島の酢飯は砂糖たっぷり甘めなのですが、この暑さではサッパリした寿司の方がよろしかろうと、
酢飯には畑で収穫したかぼすの果汁をギュッとひとしぼり。
さわやかな香りの飾り寿司になりました。
うなぎ風の巻き寿司、七夕そうめん、鶏のから揚げ、きゅうりのゴマ酢和え、青菜の和え物、なすの照り焼き

七夕よりもコロナウイルスの方が、話題にのぼりがちですが、猛暑を乗り切るのも、健康をつくるのもまず「食事」。
調理場一同、わたしたちにできることは「美味い」と心を動かす食事を作ること・・・と七夕の行事食を例年変わらず作らせていただきました。
きゅうりやシソ、茄子、オクラ、冬瓜など旬の食材をたっぷり使用し、涼し気なご膳に仕上げております。
今回の手仕事でひとつ自慢をするならば、鰻の蒲焼き風は豆腐とごぼう、海苔で作った手作り。
嚥下食の達人とのたまう管理栄養士の腕が光った一品かと。
パッと見ると、鰻の蒲焼きのように見えるのではないでしょうか。
献立:とうもろこしの炊き込みご飯、煮込みハンバーグ、人参のラぺ、季節のサラダ、ホウレンソウのキッシュ、レモンゼリー

入梅になり、じっとりした空気の中で紫陽花は元気に咲き誇っていますが、人間は暑さに少しへたり気味。
身体がだるく重いという方も多いのではないでしょうか?
薬膳の世界では身体に「湿」がたまることで身体がむくみ、だるくなるといわれています。
そんなちょっとした不調を少しでも予防できれば… と薬膳とフレンチを融合させた行事食にチャレンジいたしました。
少しボリュームが多くなってしまったのはご愛敬。
季節の野菜をふんだん使い、ハンバーグには手作りのブーケガルニを、レモンゼリーは酸味を利かせて仕上げました。
献立:中華炊き込みご飯、八宝春巻き、鶏のつくね焼き、根菜と豆の胡麻サラダ、ワサビ和え、エンドウ豆と竹の子のスープ

5月の緑が目にまぶしい季節がやってまいりました。
今回の給食では、エンドウ豆と玉ねぎは院長先生が畑で作った自家製のもの。
旬の食材はみずみずしくて香りも甘味も格段に違います。
当院での5月の定番はワサビ和え。
この時期は気圧の変化が激しく、温度差もあり、身体も心の疲れて5月病になりがちです。
ワサビのピリッとした刺激が、神経をシャキッとさせ、5月病予防にも効果があるといわれています。
今年は世界中コロナウイルスの話題でもちきり。
2020年になったこの時代に、
人間とは脆弱で、
でも前に進む力がある生き物で、
本当に価値があるのものは何なのか・・と
気が付かされたような気がいたします.
献立・手綱寿司、エビの天ぷら、野菜のかき揚げ、含め煮、モズク酢、わかめのワサビ和え、すまし汁、季節の水菓子

2020年4月1日で川原腎泌尿器科クリニックは23年目をむかえました。
大変な幕開けの2020年の渦中、
自粛自粛の世の中ですが、ささやかながら祝い膳を作らせていただきました。
今年度から、国が定める食事摂取基準で摂取栄養素が改定され
食塩摂取量は、さらにきびしい減塩へ。
今年度、我々厨房スタッフの目標は
「厳しい食塩基準でもおいしく、そして給食経営面での一致点を探す」
です。
減塩になるからと不味い給食の提供の妥協はせず、かといって高価なモノを使うことも致しません。
毎年、さまざまな問題をクリアしてまいりましたが、今年もあらたな幕開けとなりそうです。
献立:桜ちらし、鶏のサクサクから揚げ、聖護院大根の含め煮、辛し和え、桜花チーズ、あさりの澄まし汁、桜餅

桃の花が満開の中、2020年の雛祭りを迎えることとなりました。
雛祭りときくと世間さまも雛祭りの飾りにあふれ、心が華やぐものですが、今年はコロナウイルスのおかげで自粛モード。
せめて給食だけでも華やかにと作らせていただきました。
当院の院長は雑学に詳しいのですが「古来では、上巳の節句は男子女子関係なかった」とのこと。
いつから女の子の節句になったのか調べてみたくなりますね。
2019年度の行事食は無事終了し、、次回は2020年度へ。
2020年度もまだまだ進化を遂げてまいりたいものです。
献立:巻き寿司、インゲンと人参のフライ、お浸し、大豆の煮もの、含め煮、沢煮椀

2020年があけて、あっという間に節分に。
今年は暖冬とのことで、鹿児島は霜の降りない日が多い冬となりそうです。
さて、節分に行う豆まきですが
豆ぶつけではなく、なぜ「豆まき」というのか。
鬼にぶつけるイメージの豆ですが、実は鬼は小さい物を数える習性があるとのこと。
つまり、豆を周りにまかれると咄嗟に豆の数を数えてしまい、あまりの数の多さにイヤになってしまって逃げるそう。
これまで長いこと「ぶつけるモノ」だと思っていたのでちょっとした驚きです。
行事食のいわれを文献で読み解くのもなかなかオツなものですね。
栄養指導
ひとりひとりに合わせた、栄養指導
外来、入院患者様で食事療法を必要とされている方に管理栄養士が個別の栄養指導を実施しております。
特にCKD(慢性腎臓病)は早い段階での食事療法が重症化予防に大変効果がございます。
ぜひともご相談くださいませ。