平成31年ひなまつり

献立:桜のちらし寿司、から揚げ、ごぼうの蒲焼、桜二色流し、さくら湯葉、菜の花と玉ねぎの辛し和え、はまぐりの吸い物、桜餅

鹿児島の雛祭というと旧暦の4月になものですから、3月に雛祭をすると「昔は4月までひな人形出していたんだけどなあ」と気ぜわしい気持ちになります。
節句の行事食は伝統にのっとり、判を押したようにちらし寿司とハマグリの吸い物、辛し和え・・・などで革新的なメニューはございません。
しかし、食の伝統をずっと守っていくのは実は至難の業で、良いものを仕入れて同じ配合で・・としても食材の香りや含水量などでうまく出来上がらないときがあります。

入院中に治療の中で大きな楽しみのひとつに「食事」という声も非常に多いです。

「献立通りに作る」ではどうしてもブレが生じるので、その日の食数、食材の状態により微妙に包丁の入れ方や加熱の加減などいろいろ変えていますが、まだまだ満点をとれることは少ない日々です

平成31年節分


献立:巻き寿司、イワシの蒲焼き、黒豆、和え物、澄まし汁、季節の水菓子、甘納豆

大きな寒波がやってきて関東以北では寒い週末だったとのことですが、皆様のところはいかがでしょうか?
立春の前日になる節分ですがまだまだ春は遠いですね。
今年の節分も恒例の巻き寿司作りをさせていただいました。
イワシの蒲焼は脂がのっていたのでやわらかく仕上がりましたし、巻きずしも上々。
そして、今回は畑でできた自家製の黒豆で煮物に挑戦いたしました。残念ながら腕が未熟で少ししわが寄ってしまいましたのでこれからの課題となりそうです。

毎年少しずつ行事食は変化を加えて「どうやったら限られたコストの中で、より一層上を目指せるか」と試行錯誤させていただいておりますが、
なかなか満点をはじき出すことは難しいものです。

やはり、旬の食材にしっかりと手をかけることと
一歩一歩積み上げていくしかないなあ・・と感じる日々です

平成31年お節

献立:型抜きご飯、カニ爪フライ、鶏ロールチキン、黒豆、蒲鉾、伊達巻き、紅白なます、炒り鳥、豊年団子、お雑煮

新年あけましておめでとうございます。

新年の厨房の仕事始めはお節つくりから。
この日ばかりは冬のつめたい水もすがすがしく感じ身が引き締まります。

お節つくりは下ごしらえの丁寧さが出来上がりの良さを左右いたします。

ねじり梅は包丁で型をつくるのも大変ですが、ほかの具材と炒め煮にすると崩れてしまいがちなので取り分けて煮含めます。
鶏ロールチキンも冷えて表面にプルンとゼラチンがまとわりつくくらいが味が染みて食べ時。

調理師とともに朝早くから調理の仕込みをしているのですが、毎年盛り付けでバタバタしてしまいます。
それもお節つくりの醍醐味のひとつでしょう。

今年は平成最後の年となりました。どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

平成30年クリスマスメニュー

 

献立:クリスマスプレート、フライドチキン、オニオンスープ、クリスマスケーキ

クリスマスが近くなると、師走であわただしい中でも困っている誰かのために何か行動を起こそうという気持ちになる方も多いのではないでしょうか?
平成最後の今年のクリスマスメニューは自家製野菜や果物をふんだんに使ったものに致しました。

プレーティングの野菜はほとんど院内で収穫したものばかり。

サニーレタスや大根、大根葉、ラディッシュ、リーフレタス、桜島小みかん、白菜、深ネギなどふんだんに使用しております。
中でも今年は水菜の出来が最高に素晴らしく、茎の部分もやわらかく出来上がっています。

桜島小みかんのオランジェットも糖度が高く皮がやわらかいので上品な味わいです。

今年も残すところあと少し。
どうぞ皆さまよいお年をお迎えくださいませ。

平成30年11月の松花堂弁当

献立:稲荷寿司、鶏のから揚げ ほろふき大根、越前ふくさ、ごま酢和え、すまし汁、季節の水菓子

立冬から数えて15日目、小雪をむかえ鹿児島でも水道の水の冷たさで冬の訪れを感じます。
霜月はいつもは七五三をテーマにするのですが、今年は少し趣向を変えて時季をテーマに秋模様あふれる松花堂弁当に致しました。
秋と言えば当院ではほろふき大根。
飾り切りも手慣れたもので全員であっという間に風車のようなほろふき大根を仕上げました。
疾患食でも目で見て楽しんでいただき、食べて薄味でも味わい深く美味しく食べることができるのだ・・・・そう感じていただける食事を常に心がけています。

平成30年ハロウィンの行事食

献立:チキンライス、煮込みハンバーグ、里芋キッシュ、サラダ、スープ、かぼちゃプリン

日本では仮装行列でのお祭りが恒例となったハロウィンですが、本来は収穫祭。
今年の恵みに感謝し来年の収穫を願うそんな行事なのではないでしょうか。当院でも自家栽培の野菜を使ってささやかなハロウィンの給食を作らせていただきました。
キッシュの里芋、サラダのレタス、チキンライスの深ネギは当院の院長先生が毎朝精を出してエコファームで作っている野菜を使用いたしました。
ハロウィンの収穫祭にぴったりですね。例年はハロウィンならではの闇を感じるダークな大人の雰囲気あふれる献立なのですが、今年はかわいらしくしてみました。

平成30年8月土用の丑の日

献立:鶏飯、野菜のお浸し、かぼちゃサラダ、厚焼き玉子 杏仁豆腐

夏の土用をすぎると一気に暑くなると言われていますが、今年はもう勘弁してほしいと思うほどの猛暑の毎日。
本来ならば「う」つくウナギを提供・・・といきたいところですが、今年は鶏飯にいたしました。
当院の鶏飯は鶏ガラからしっかりベースを作っているのでコラーゲンもミネラルもたっぷりな上に
食欲のなくなるこの時期にエネルギーとなる白米も美味しく食べることができる鹿児島の郷土料理です。

こっそり「う」のつく梅干しを添えているのはご愛敬。
オクラ、ピーマン、カボチャ、ミントは当院で収穫したものでまさに旬を感じることができる献立になりました。

平成30年七夕御膳

献立:小さなちらし寿司、七夕そうめん、野菜と豚の甘酢和え、茄子の練りごまあえ、ピーマンと豚の炒め物、季節の果物

芭蕉の句で「七夕の逢はぬ心や 雨中天」とあるように,七夕の日には雨が多くなかなか天の川を見れた試しがありません。
願い事を書いた紙や折り紙の飾りを笹につけた記憶は色鮮やかに残っています。

今回もクリニックの畑で栽培した茄子やピーマン、紫蘇、オクラなどを使用し季節の行事食の提供をさせていただきました。
茄子の練りごまあえは上品な味わいでほめていただくことが多い一品です。

今年も暑い夏になりそうですが、どうぞ皆様も元気にお過ごしくださいませ。